7 ביולי 2024
今週の振り返り 今週は先週からのベースを継続して21日出来高加重移動平均線を下回ることはなかった。 7月2日(火)に21日出来高加重移動平均線で安値は止まり、週末まで上昇を続けた。 パウエルのハト化、ISM下振れ、雇用統計の雇用者2か月下方修正・失業率のわずかな上昇などを受け、利下げ期待が織り込まれ指数株価は上昇している。 7月3日(水)には新高値を更新し、7月5日(金)は雇用統計の発表後さらに上昇し、5,621.5に到達した。 先週、上昇シナリオとして「最高値5,588を上抜ける場合は、5,615前後が次の短期ターゲット」と書いていて、5,615ピッタリではなかったが、わずかに上回る近い水準だった。 上がった先は7日出来高加重移動平均線を上回っており、S&P500は7日出来高加重移動平均線から大きく乖離することは少ないので、7日出来高加重移動平均線が追いつくまではペースダウンする可能性がある。 現状は、3月~4月の下落で引いたフィボナッチの161.8%まで上昇しており、だいぶ上昇してきた印象だ。 EPS予想は横ばいでまだ上がっていない点や利下げ期待で上昇してることから、ここから急上昇は見込みにくいかもしれない。 次週は上がるよりは横ばいとなるほうがイメージは近い。 パウエルの発言が次週あるが、利下げ期待に釘を差してくると下落することもあるかも。 21日出来高加重移動平均線を下回らない限りは気にしなくていいと思う。 次週のCPIはインフレ鈍化継続を確認する場面だが、予想上振れした場合は同様に下落材料にされるだろう。次週のシナリオ ①上昇する場合 次の短期ターゲットは5,650。 上がりすぎても5,680が限界値か。 今以上の上昇は短期的な利益確定売りの誘発を見込み、日柄調整は必要かもしれない。②下落する場合 21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、値幅調整の可能性あり。その場合は、フィボナッチ23.6%の5,485前後でサポートされれば特に問題なく、6月下旬のベースで耐えるようなイメージ。23.6%を下抜ける場合は38.2%が次のラインだがまだ遠い。