26 במאי
今週の振り返り 今週はエヌビディアの決算発表を通過し、大きな材料は一通り消化した。 S&P500先物は、木曜日に新高値をわずかに更新し5,368.25をマークした。 今期の決算は好調でEPSが伸長していることから株価は伸びやすかったと言える。 Fedメンバーの発言は、利下げ開始時期の後退や、年内利下げ回数が2回から1回に減少が予想されるが、EPSが伸びているうちは、指数の株価には下落影響は限定的となりそうだ。 木曜日に新高値をつけたが、米国時間には利益確定売りが優勢となって一時下落。 MIへの短期的なリアクションもあっただろう。 現状では大きな材料は出尽くしたため、次の材料待ちとなる。 それまでは上昇・下落の方向感には欠け、どちらかに傾く出来高は伴わない印象だ。 次週はPCEの発表があるので、インフレ鈍化ペースを確認したい。 景気好調の中、インフレ鈍化が進んでいることが確認されれば、指数はもう一段上がっていける環境となるのだろう。 その時はやはり生成AI関連が牽引するか。次週のシナリオ ①上昇する場合 最高値5368.25を上抜ければ、次は前回までと変わらず5,400がターゲット。 上昇圧力が強ければ5,450~5,500のあたりを目指せるか。②下落する場合 上昇一服で短期的に下がる波が来るなら、21日出来高加重移動平均線を下抜けるところからスタート。 最初の目処はフィボナッチ23.6%の5,100から5,050あたりでサポート。 5,050でサポートされないなら、黄色のボックスゾーン(4,950~4,975)がサポートラインとなる。 ここまで下げるにはまだ距離は遠く、実現には強い下落圧力が必要。