一目均衡表が好きでよくつかっているのですが、オシレータ系のトレンドインジケーターとして表示してみたいと思うようになりました。そこでオシレーターを作ってみることにしました。

ここで表示しているのは
1.ヒストグラム:転換線ー基準線
2.水色線:現在値ー先行スパン1
3.ピンク線:現在値ー先行スパン2
4.茶色線:水色線の9日移動平均線(シグナル線)
です。これらはそれぞれ、

1.短期トレンド
2.中期トレンド
3.長期トレンド
(4.中期トレンドのシグナル)

のオシレータになっています。
(ここでいう短期、中期、長期というのは相対的なものです)

2.現在値ー先行スパン1
3.現在値ー先行スパン2
がどういう意味なのかわかりづらいと思うので少し説明します。
先行スパン1は転換線と基準線の半値を(今日を含めた)26日先に表示するもの、
先行スパン2は(今日を含めた)52日の半値を26日先に表示するもの、
となっています。
そのため、現在値と2本の先行スパン(同時)との関係はDPO(トレンド除去プライスオシレータ)のような
オシレータ指標になっています。どういうことかというと、
2.先行スパン1と現在値との差は、9日と26日の半値の半値、つまり25日平滑移動平均線(EMA)のような線があって、その線の25日前の値から今日までにどのくらい上下に動いたか、を示しています。
3.同様に、先行スパン2と現在値との差は、52日移動平均線のような線があって、その線の25日前の値から今日までにどのくらい動いたかを示しています。
よりそれっぽく言えば、先行スパン1は短期+中期投資家の買い方と売り方の中間を示していて、それが25日前から今日までにどのくらい変化したかを示していて、先行スパン2は長期投資家の買い方と売り方の中間がどのくらい変化したかを示しています。そのため、2.水色線、3.ピンク線 がプラスになるということは過去25日の動きで中期投資家と長期投資家の買い方が優勢になったことを意味します。

実際のところ、水色線がマイナスからプラスに転じるところではMACD線がマイナスからプラスに転じるところとほぼ同じです。見比べていただくとわかると思います。

買いサインと売りサインは一目均衡表に準じていくつかあると思います。
買いサインの例:
1.ヒストグラムが赤→緑(転換線が基準線を上抜け)
2.水色線かピンク線の両方がプラ転(現在値が雲を上抜け)
3.水色線がシグナル線を上抜け
売りサインはこの逆です。

ご存じのように、一目均衡表は買いサイン、売りサインが遅めにでるので、シグナル線を加えて、早めに判断できるようにしています。
הערה
・一目均衡表をオシレーターにすることによって、チャートに別のインジケーターを表示しつつ、一目均衡表の買いサインをみることができるようになります。
・特に長期トレンドでは、シグナル線がプラスの間はずっとホールド、あるいは水色線がプラスの間はずっとホールド、みたいな売買手法ができると思います。

現在値と基準線の差をどこかに出したくなりますが、それは宿題にしておきます(^^ゞ
Trend Analysis

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